「お腹が重くて起きづらいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
「歩くたびにお腹がひっぱられるよ・・・」
と妊娠中の妻が、20週目あたりから言い出すようになりました。
それもそのはず、妊娠20週はお腹の中のベビーの身体は
- 臓器の機能がより成熟し、体の細部が発育する
- 骨がしっかりとして、身体の末端まで筋肉がつく
- 顔の表情がより分かりやすくなる
- 動きも多くなる
といった感じで、ベビーの身体がしっかりとしてくる時期です。
つまり、お腹がぐっと大きくなる時期でもあります。
もちろん、服の上からも、お腹が目立ってきます。
お腹が大きくなればもちろん、重心が前にいきます。
例えて言うなら、お腹にポケットがついているパーカーを着て、そのポケットにパンパンに荷物を詰め込んでいるような状態です。
めちゃくちゃパーカーのポケットに引っ張られますよね?
重心も前に行くので、腰も反らないと立ってられません。
つまり、腰にもめちゃくちゃ負担が来るのです。
妊娠20週をすぎると、女性は妻のように
- お腹が重い
- 腰にも負担が来る
- 歩く時に引っ張られる
などのお体の変化を感じるはずです。
そんな時に役立つのが妻も使っている「妊婦帯」です。
ちなみに妻はこちらの妊婦帯を使っています。
結論からお伝えすると。
この妊婦帯がめちゃくちゃ良くて、大きくなってきたお腹や負担がかかる腰が楽になるそうです。
そこで今回の記事では、
「妊婦帯」をつけるとなぜ楽になるのか?について解説していきます!
是非最後までご覧になっていただければ幸いです。
そもそも妊婦帯ってな~に?
そもそも妊婦帯ってなんですか??
それが男である僕の最初の疑問でした。
理学療法士であるにも関わらず、妊婦帯という存在をまったくしりませんでした。
調べてみると、
妊婦帯とは
- 妊娠5か月(20週)あたりからつける腹帯
- お腹の重みを軽減して、腰や背中の負担を減らす効果がある
- 子宮の保温にも役立つ
- 妊婦さんのお腹やベビーへの様々な衝撃を和らげてくれる
といった効果があるそうです。
ちなみに、十二支の戌は、安産の守り神と言われています。
そのため、妊娠5か月過ぎた妊婦さんは神社やお寺へ行って安産祈願する風習があるそうです。
それが、戌の日のお参りだそうです。
僕も妻と一緒に、長野市の善光寺へお参りに行ってきました!
この話はまた別の機会にするとして、話をもどしますね!
「妊婦帯」は、簡単に言えばお腹が大きくなって、身体の負担を軽減するために作られた帯です。
では、この妊婦帯をすることによって、どのような効果があるのか?を理学療法士の視点からお伝えしていきます。
超有能!妊婦帯は妊娠安定期の大きなおなかに様々なメリットを与える!
妊婦帯を着用するメリットはこの3つとなります。
特に3.腰痛予防の効果はとても高いと感じます。
それぞれ詳しく解説していきますね。
1.子宮を冷えから守る!
妊婦帯をすることによって、冷えから身体を守ってくれるそうです。
ご妊娠されたお母さま方は、常にアクティブに動けるわけではありません。
おなかが大きくなるにつ入れて、横隔膜などが圧迫され息切れしやすくなり、運動量が落ちやすくなっています。
また、おなかの状態によっては安静に保つ時間が、妊娠されていない時と比べて多くなりがちです。
つまり、運動量が落ちやすい分、身体の血流量が減少しやすくなり、冷えの原因となってしまいます。
また文献によれば、
との研究結果が出ております。
ちなみに
切迫早産とは?
早産となる危険性が高い状態もしくは早産の一歩手前の状態のこと
これらのことから、妊婦さんおなかを冷やしてしまうと、早産のリスクが高くなってしまいます。
特に体が冷えやすい冬場は要注意です。
早産などのリスクを解消するためにも、妊婦帯で保温することも大切となります。(※ZenはHINATTAと同一人物です)
2.おなかのベビーを守る「衝撃吸収」機能もある!
実は妊婦帯を巻くことでおなかの中のベビーを守る役割もあるんです。
少しイメージがつきづらいかもしれませんが、このように考えてみてください。
▼妊婦帯をしていない状態
おなかの中のベビーを守る組織としては「子宮」と「おなかの皮膚」だけです。
例えば、お腹にポケットのあるパーカーを着ます。
そして、ポケットに大量のものを詰め込んだ状態にします。
その状態でフィギュアスケートのように、高速回転をしたら、ポケットにあるものはどうなるでしょうか?
遠心力がめちゃくちゃかかって、すごい力が加わりますよね?
むしろその遠心力で、パーカーがめちゃくちゃ引っ張られてしまいます。
妊婦帯をしていない状態はこれに近い状態です。
おなかの中のベビーは「子宮」と「おなかの皮膚」だけで守られているので、とても安定感が乏しいです。
そのため、ちょっとした衝撃が加わるとベビーに大ダメージが加わってしまうのです。
▼妊婦帯をしている状態
おなかの中のベビーを守る組織が「子宮」と「おなかの皮膚」に「妊娠帯」が加わった状態です。
これは先ほどの例でいうと、ポケットに大量のものを詰め込んだパーカーを着て、その上からポケットをおさえつけるようにベルトをしている状態になります。
では同じように高速回転をしたらどうでしょうか?
ベルトがしっかりとポケットをおさえつけてくれるので、安定して回れるはずです。
つまり、ポケットにはそこまで遠心力の影響がでないことが想像できると思います。
妊婦帯をしている状態はこの例えと同じです。
たとえ転んだとしても、妊婦帯がしっかりとおなかを保護してくれているので、中のベビーには衝撃が加わりづらくなります。
おなかに加わるかもしれない衝撃を回避するためにも、妊婦帯を非常に有効だと考えられます。
腰痛を最大限に予防してくれる!
妊娠帯を使う最大のメリットは「腰痛」を予防してくれる点です。
ご存じでしたでしょうか?
妊婦さんの多くが引き起こすマイナートラブルが「腰痛」なんです。
文献によれば、
との報告がされております。
なぜこんなに腰痛が発症してしまうのか?
その理由として、妊娠中は女性ホルモンの分泌の兼ね合いで、骨盤や腰骨を支える靭帯が緩んでしまうからです。
骨盤は身体を支えるための一番の土台となる場所です。
コンクリートのような頑丈な土台であれば、身体は崩れませんが、妊娠中の奥様方は、女性ホルモンの兼ね合いで、田んぼのような土台になってしまいます。
つまり、骨盤が身体を支えられず、腰痛が起きやすくなるのです。
妊娠中の腰痛は、体重をいくらコントロールしても、多くの方が発症してしまいます。
しかも、妊娠後期になればなるほど、腰痛の発症リスクが高くなります。
それにともなって、妊婦帯を使用する人も増える傾向にあるそうです。
また、実は妊娠中の腰痛は、産後にも響くことがほとんどです。
私は、長野市で整体院を営んでいます。
産後のお母さま方もたくさん診させていただいておりますが、腰痛の方のほとんどが、ご妊娠中もひどい腰痛で悩んでいた方が多いです。
そのため、産後の腰痛を軽減するためにも、ご妊娠中の腰痛を軽減しておく必要が大いにあります。
妊娠中の腰痛を予防する。軽減する。という観点からも妊婦帯を使用することをおすすめします。
大きいお腹でも快適に過ごせる!それが奥さんの感想
妊婦帯の効果や機能はわかったけど、実際、使ってみてどうなのか?と思う人が多いと思います。
妻の感想は「おなかが大きくなっても妊婦帯をすれば楽になる!」とのことです。
ちなみに妻が持っている妊婦帯は・・・
腹巻タイプとベルトタイプのものを4つ持っています。
なぜこんなに持っているのかと言いますと、何が良いか?分からなかったからです。
現在は一番上の写真のベルトタイプのものをヘビーユーズしています(笑)
この妊婦帯をヘビーユーズしている理由は、
からだそうです。
実際、現在妊娠23週目ですが、この妊婦帯をつけていないと動く気になれないそうです。
本当に妊婦さんはたいへんだ・・・
もし現在妊娠20週になっているもしくは、これから20週を迎えるというご妊婦さんはぜひ「妊婦帯」を使用してみてください。
どの妊婦帯を使えばいいのか迷っている方は、妻がおすすめしている犬印本舗さんの「サポートアップ妊婦帯」を使用してみてはいかがでしょうか?
かなり楽になるみたいですよ!
\大きなおなかでも安心!/
マザーズセレクション大賞
まとめ
今回の記事では、なぜ「妊婦帯」をつけると楽になるのか?について解説しました。
POINTがこちらとなります。
妊婦さんの身体は非常にデリケートです。
おなかのベビーを守るために様々な変化が常に起きています。
特に女性ホルモンの影響で骨盤の関節が緩くなってしまい腰痛が起きてしまうことが多いです。
妊娠中のマイナートラブルで多い「腰痛」を防ぐことやおなかのベビーを守るためにもぜひ「妊婦帯」を使用してみてはいかがでしょうか?
この記事が「妊婦帯」について迷われているお母さま方のお役に立てば幸いです。