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マネーリテラシー

仕事のモチベーションが世界最低ランクとされる日本。理学療法士のあなたは果たして…

熱意のある社員の割合は139カ国中132位。

余りにも衝撃的すぎる結果に愕然としてしまった。高度経済成長を経た現在の日本の現状がまさかこのような事になっているとは思いもよらなかった。社会の縮図といっても良い医療業界でも同じことが言えるのではないだろうか?果たして理学療法士のあなたは仕事に対してモチベーションを高く保てているだろうか?

 

隣の芝生は青くない

病院で働かれている方々とお食事をする機会がたまにあるのだが、決まって話題に上がるのが仕事に対する愚痴である。〇〇さんはなんで事務作業ができないのか?またいらない業務が増えたよ。〇〇さんがまた遅刻したよなどの愚痴が多く溢されている。しまいには別の職業に転職したいなどという方もいる。そんな時、もっと明るい話題はないのか?もっと明るい未来の話をしたくはないのか?などを思ってしまう。

しかし、これは決して医療業界だけの問題ではないらしい。

「周囲に不満を撒き散らしている無気力な社員」の割合24%

「やる気のない社員」の割合70%

に達したという記事※1が挙げられていた。

日本全国の職場の風潮がいつのまにか深刻なものになっているようだ。

隣の芝生は決して青くはないのが現状である。

 

今の仕事には希望が持てない

自営業の方の話を聴く機会が非常に多いのだが、多くの方がこのように言う。「あの時は働けば働くほど収入が上がったので、色々と希望が持てた」と。昔は佐川急便で働いてお金を貯め、それを元手に独立をする人も沢山いたらしい。しかし、今の若者にはそのような夢が持てない。何故なら、今の収入や先輩方を見ていても将来の希望が持てないからだと。

只々、言われた通りにフォーマットな仕事を続けているだけの仕事に誰が将来の希望を持ってやる気になるのであろうか?

 

負け癖はついていないか?

「命令」「管理」これらは雇われていればつきまとってくる問題である。必要以上に高い目標を掲げられ、残業代の兼ね合いで労働時間を厳しく管理される。理学療法士は医師の指示のもと理学療法を提供するのが仕事である。しかし、医師も神様ではない為時には的外れな指示も来るだろう。そんな時に理学療法士は自分の意見を言えているだろうか?嫌々やっつけ仕事をしていないだろうか?院によっては医師の一党独裁的で業務を行なっている所ももしかしたらあるかもしれない。「やらされ感」が蔓延し、仕事に疲弊しきっていないだろうか?

 

ただの歯車にはなるな!

あなたは、ただただ回っているだけの歯車にはなっていないだろうか?能動的に回っている歯車になるのは非常に簡単だ。何も考えずに言われたままの仕事をすれば良いのだから。しかし、人間には感情がある。そのような仕事のやり方では必ず不平不満が生まれてくる。

上司や部下、他部署を含めて色々な情報や意見を気兼ねなく出し合っていく職場が本来あるべき姿ではないだろうか?只々回っているだけの歯車になってはいけない。摩擦を生じさせる歯車にならなくては。もっと言えば、自分で生み出していく存在になっていくべきである。これは理学療法士でも同じ事が言えるのではないだろうか?

※1参考文献:日本の会社員の“やる気”は世界最低だった

 

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