育児雑記

絶対に出産には立ち会うべき3つの理由!お父さんはつべこべ悩んでいないで奇跡の瞬間を刮目せよ!

わたくしごとですが、2024/6/14に長男が誕生しました。

陣痛からお産までの時間はなんと…

36時間。

とてもとても壮絶でした。

運がいいことに、陣痛から全て立ち会う事ができたので、36時間の一部始終を見ることができました。

これは男にとって大きな経験だと思います。

なぜなら、男性はあんな壮絶な場面に、出くわすことはまずないからです。

男性でつらい経験と言えば、「高校時代の部活でめちゃくちゃ走らされた」ぐらいではないでしょうか。

出産を目の当たりにして、高校時代の部活がなんだというぐらい、壮絶でした。

また、壮絶さの反面、ある意味神秘的にも感じられました。

『あっ、これが命をつむぎだすことなんだな』と。

そんな出産に立ち会うべきか、否かは、ここの過程で論議されているかと思います。

あくまでも、私個人の意見としては、

「男性は絶対に出産に立ち会うべきです」

そこで、今回の記事では、男性が出産に立ち会うべき3つの理由についてお伝えしていこうと思います。

あの場面に出くわした男性は、絶対に物事の価値観が180°変わるはずです。

出産には絶対に立ち会うべき3つの理由

完全に個人的な意見ですが、未来のお父様方は絶対に出産に立ち会うべきです。

例え、奥さまが近くにいるとうっとうしいと言われても、絶対に立ち会いましょう。

その理由がこの3つとなります。

出産に立ち会うべき3つの理由

  1. 妻に優しくなれるから
  2. 子どもに優しくなれるから
  3. 子育てが苦ではなくなるから

なぜ僕がこのように感じたのか?

36時間という長い出産を経験したからです。

はっきり言って、男性が近くにいても何もできません。

本当に無力です。

しかし、一部始終を見ておくだけの価値はあります。

その価値を、妻の出産の時の経験を踏まえて、お伝えしていこうと思います。

出産に立ち会うと、妻に優しくなれる

まず、お父さんが出産に立ち会うべき理由の1つ目が、「妻」に対して優しくなれるからです。

男性なら誰しも、妻に対して甘えがあると思います。

甘えがあるがゆえに、心無い一言を発してしまったりしていませんか?

実は僕もこのタイプの人間です。

妻には気兼ねなく、話せるがゆえに、時にはひどいことを言ってしまっていることが多々あります。

ですが、出産の現場を目の当たりにしてから、その甘えを改めようと思いました。

冒頭でも記載した通り、妻の出産は、36時間もかかった難産でした。

しかも、夜に陣痛が起きてしまったので、+16時間は起きている状態です。

つまり、52時間寝ずに、36時間飲まず食わずで出産に挑んだんです。

陣痛の痛みには、個人差があると思います。

妻の場合は、5分おきに強烈な痛みがくるタイプでした。

常に「痛い、痛い」と叫んでいる状態。

これだけ、叫んでいるのにもかかわらず、陣痛から12時間経っても子宮口が5㎝しか開いていなかったです。

そこから、9時間たっても、依然として子宮口は5cm程度でした。

陣痛が開始されてから、26時間たってやっと子宮口が10㎝になって、分娩室に行くことになりました。

そこからすんなり生れてくるかと思った矢先に、飲まず食わず、吐きっぱなしだったため、妻の体力も限界になっていました。

そのせいか、本来どんどん強くなる陣痛が徐々に弱くなってしまい、上手く恥骨の下を通ってこれない状態が6時間も続いたのです。

そこから、陣痛促進剤を使用して、陣痛を強めて、なんとか、本当になんとか息子が恥骨の下を通って産道までやってきました。

そして、出産を追えることができたのです。

立ち合いをしたおかげで、一部始終を見ることができました。

約52時間寝ずに頑張った、妻に対して、本当に感謝しかありません。

この状況をみて、妻に対して、やさしくなれない男性はいるでしょうか?

いや、いないはずです。

女性の偉大さを、目の当たりにしたのだから。

出産という奇跡の瞬間を一部始終みたら、普段妻に対して、悪態をついていた自分が恥ずかしく思います。

もっと妻を大切にしようという気持ちが強くなりました。

優しくできないわけがありません。

だからこそ、男性は出産の現場に立ち会えるのなら立ち会った方が良いのです。

絶対に奥さまに対して、やさしくなるはずですから。

出産に立ち会うと、子どもに優しくなれる

つぎに、お父さんが出産に立ち会うべき理由の2つ目が、「子ども」に対して優しくなれるからです。

前の章で、自分の妻が、出産に36時間かかったというお話をしました。

その過程で、息子にも色々なことが起きていたのです。

妊娠中は特に大きな問題もなくすくすくと成長していました。

しかし、陣痛が始まって16時間経過した頃に、息子の心音が低下している時があることが発覚しました。

原因はよく分かりませんが、妻が陣痛で息を上手くはけなかったため、へその緒からの酸素供給が低下していたことが原因だったかもしれません。

すぐに医師が呼ばれ、診察を。

幸い、息子の生きる力がまだまだあるとのことで、経過観察となりました。

一部始終を見ている自分としては、とてもとても不安でたまりませんでした。

心音の低下だけでなく、分娩室でいざ出産という場面でも、息子が妻の恥骨を乗り越えられず、産道に出られなかった時も、とてもいたたまれない気持ちだったのを覚えております。

そして、促進剤の投与が始まって、約6時間。

ようやく生まれた!

と思った矢先、息子と一緒に大量の出血が…

そして、息子が妻のお腹におかれることなく、別の部屋に連れていかれたのです。

息子も心配だったし、大量の出血をして、辺りが騒然となり、たくさんの看護士さんが駆けつけてきたときは、本当にどうなることかと思いました。

別の部屋に連れていかれた息子は、医師に診断してもらった結果、

  • 「新生児一過性過呼吸」
  • 「遷延性肺高血圧症」

という診断がつけられました。

生れる直前に、おそらく胎盤が剥がれてしまい、そこで出血がおきて、血を飲んでしまったとのこと。

血を飲んでしまうと何が起きるのか?というと、動脈管と呼ばれる部分が閉じなくなってしまうそうです。

通常、動脈管は胎児のみ存在しており、生れて呼吸するとともに、閉じます。

しかし、血を飲んでしまうと、その動脈管が閉じず、動脈と静脈が混じってしまうのです。

実際、息子の足の方の酸素分圧が70%になっていました。(通常は95%以上です)

それを聞いて、何が何だか…

あまりにも、突然すぎて、受け入れられませんでした。

  • あんなに、妻が頑張って産んだのに?
  • あんなに、大きな産声をあげてたのに?

という気持ちに苛まれました。

ですが、男として、父として、信じるしかできません。

神様は乗り越えられるしれんしか与えないので。

その後、息子は、すぐにNICUに入院になり、酸素投与が始まりました。

管につながれた息子を見たら、何とも言えない悲しい気持ちになったのを今でも覚えています。

ですが、おかげさまで、驚異的な回復をみせて、酸素分圧が正常に戻ったのです。

NICUに入っていた分、通常よりも3日ほど長く入院することになりましたが、たったの3日ですんだのは、本当に奇跡だと思います。

  • 医師の初期対応
  • 妻の頑張り

に、感謝しかありませんでした。

あ、そうだそうだ。

妻に関しては、出産後の大量出血は、一時的なもので、幸いなことにすぐに止血ができ、一命をとりとめました。

この出産という出来事は、本当に全てが奇跡だったと思います。

36時間という長い旅路を経て、生れたと思いきや、すぐにNICUにつれてかれてしまった息子。

愛おしく思わないわけがないですよね。

もう本当に、退院してからの日々が楽しくて、息子が愛おしくてたまりません。

出産の痛みは、男には分かりませんが…

その場にいて、臨場感を感じることはとても大切だと思います。

あの臨場感が、子どもへの愛情につながる気がするからです。

出産に立ち会うと、子育てが苦ではなくなる

最後に、お父さんが出産に立ち会うべき理由の3つ目が、「子育てが苦では感じなくなる」からです。

退院して、はや11日が経とうとします。

たったの11日が、とても濃密で…

2か月ぐらい経ったのではないか?と思うぐらい、時の流れがゆったりしています。

初めての事を経験しているからでしょうか?

本当に、久しぶりに感じる時の流れの遅さです。

よく子育ては、

  • 大変だ。
  • 費用対効果にあっていない。
  • 大変だから、子どもなんていらない。

なんて、おっしゃる方がいます。

ですが、人間には子どもを育てるための本能がプログラミングされています。

そのおかげか、

  • どれだけ泣かれようが
  • どれだけおむつ交換をしようが
  • どれだけミルクを要求されようが

すべてが愛おしくて仕方がありません。

息子の一挙手一投足が、すべて可愛くて、自然と笑みがこぼれてしまうものです。

もうかわいくてしょうがありません。

やはり、いたらいたで、最高な気持ちになります。

たしかに、子育ては大変です。

3時間おきに泣き声でたたき起こされて、おしめを変えて、ミルクを与え、朝になり、出勤する。

正直、男性もめちゃくちゃ大変です。

ですが、僕に関しては、妻の壮絶な出産を目の当たりにしたので、その時の妻の痛みと思えば、育児も楽なものだと感じてしまいます。

むしろ、子どもの健やかな成長がみられるので、とても幸せです。

おそらくこの幸せな気持ちは、出産という壮絶な場面を見たことによって、より感じれるようになったのかと思います。

息子よ!生まれる時、大変だったけれど、健やかに育ってくれて、父ちゃん嬉しいぞ!!

おわりに

長々と色々書きましたが、ぜひ奥様が出産する時は、立ち会ってください。

正直男性は、何もできません。

ですが、パートナーとして、寄り添うだけでも、奥さまの心の支えになると思います。

そして、わが子が生れてくる瞬間に刮目してください。

愛おしさが、倍増すること間違いないので。

奇跡の瞬間に立ち会えた自分は、本当に幸せ者だと思う今日この頃です。

※もし出産に立ち会うようでしたら、ぜひこちら3つのものを持っていってください!意外と立ち会う時、慌てていて、準備不足になっている人が多いようです。準備不足にならないように、こちらの記事をぜひご参考にしてください。

おすすめ
出産の立ち合いに持っていくべきものBEST3!奥さんにつき添うなら必ずこれを持っていけ! - HINATTA|30代パパの子育てブログ
出産の立ち合いに持っていくべきものBEST3!奥さんにつき添うなら必ずこれを持っていけ! - HINATTA|30代パパの子育てブログ

奥さんに陣痛がきて、いざ病院へ行こうと思った時、考えることがあります。 つき添う人は、なにを持っていったらいいのか? 陣痛が来たら、すぐには病院へは行かないものの、準備する時間なんてありません。 それ

hinatta.com

-育児雑記
-, , ,