事業を行なっていると色々と大変な事があります。立ち上げるまでにやる事が山ほどありますし、立ち上げてからもその事業を軌道に乗せないといけない。事業を成長させていかなければならないなどの壁が出てきます。しかし、1番大変なのは事業の立ち上げる準備でも、軌道に乗せることではありません。「いかに自分の健康状態を管理して事業を行なっていくか」ということなのです。
個人事業はペナントレース
私は病院勤務の理学療法士から、地域に密着したお身体のトラブルに対応できる整体院を立ち上げました。私の周りでPTから独立した方がいなかったので、立ち上げの準備に色々と手間取った面もありました。いざ、整体という事業を始めてから気づたことなんですが、事業というのは終わりのないペナントレースです。
雇われて入れば、いずれ定年退職というゴールがあります。しかし、個人事業はそいうわけには行きません。働ける限り一生動かなければならないのです。
ハイスペックですぐ壊れる車より、遅いけど長く走れる車を目指そう!
ジャンヌダルク然り、スティーブ・ジョブズ然り、世の中を変えてしまった短命の偉人は数多くいます。しかし、短い期間で世界を変えられる人はほんの一握りしかいません。事業を行うなら長く存続できるという事がとても大事となります。
日本では企業の5年生存率が15%と言われています。85%は5年以内に潰れてしまうのです。そんな時代の中、いかに長く、いかに世の中の役に立ちながら走っていくか課題となります。
自分の健康管理が事業を左右する
個人事業主になると「好きな時に休めれる」「好きな時に働ける」という時間的なメリットは得られます。しかし、その反面、けがをした時の保障や身体のトラブルで営業困難になった時の保障は雇われている方々よりも格段と少なくなります。
そのようなリスクを常に背負って、事業を行なっています。立ち上げた事業の心臓部はあくまでも立ち上げた本人であり、その人の健康状態が事業に直結してしまうのです。
「食事」「運動」「睡眠」が事業を支える
雇われている人よりも、時間が自由な反面、それを管理しないといけなくなります。つまり、働こうとおもえば24時間働けますし、休もうと思えば1ヶ月以上休めます。しかし、それでは事業が不安定になってしまいます。私の整体の事業で置き換えると『たまに24時間営業しているなと思ったら、突然1ヶ月以上営業していない』となります。これでは顧客の信頼を勝ち取れませんよね?なので、安定した状態で事業を進めていかなければならないのです。
私が意識しているのが「食事」「運動」「睡眠」の3つです。
アスリートではないのですが、 整体業もやはり肉体労働、十分な食事と睡眠が不可欠となります。食事の面はおかげさまで妻に支えられているので助かっております。仕事を1日中やってしまいがちな性格なので、その気持ちを抑えてきっちり6時間以上は寝るようにしています。1週間の内、働く時間を決め、休む時は休む。そうする事で、常にハイパフォーマンスを出せるようにしています。
また、運動も大事です。肉体労働だから必要ないのでは?と思われがちですが、下を向いている事が多く、1日4000歩も歩いていません。理学療法士時代も含めて、この仕事に従事していると慢性的な運動不足になってしまうのです。だから、その分を補うために朝3〜5km走ったり、筋トレを行うようにしています。
なので、これから事業を志す人は事業を始める根底に、「自分の健康状態」があるという事を強く念頭に置いておく必要があります。そうしていけば、長く生き延び、皆から好かれる事業になるのではないでしょうか。